初めて経験する方も多い相続税の申告では、「何を準備すればよいのか分からない」「どのくらい税金がかかるのか」「税務署から何か指摘されないか」と、不安を感じる方も少なくありません。 今回は、1つひとつの財産の丁寧な確認と、ご家族に寄り添った対応に定評のある、広島県福山市の税理士法人桒田会計、代表社員税理士・桒田三秀さんと舘野美絵さんに、安心して相続税申告を進めるために大切なことや、申告に込める想いについて伺いました。  

◇ご家族の想いに寄り添う相続税申告

  ――相続税の申告に携わるうえで、どのようなことを大切にしていますか? 相続税の申告は、単に財産を集計して税額を計算するだけの仕事ではありません。ご家族が長い時間をかけて築いてこられた大切な財産を整理し、相続人の皆さまが安心して次の生活へ進めるようお手伝いすることも、税理士の大切な役割だと考えています。 これまで相続税申告に携わる中で、特に感じているのは、「同じ相続は一つとしてない」ということです。財産の内容だけでなく、ご家族のお気持ちやご事情も異なります。そのため、それぞれのご家族に向き合い、一つずつ確認しながら申告を進めることを大切にしています。   ――財産の内容や引き継ぎ方によって、相続税は変わるのでしょうか? はい。預貯金や有価証券だけでなく、ご自宅や賃貸物件、土地などの不動産が含まれるケースでは、財産の評価によって税額が大きく変わることがあります。また、遺産分割の方法や小規模宅地等の特例の適用など、財産をどのように引き継ぐかによって、相続税の負担が変わる場合もあります。 そのため、私たち桒田会計では、資料をただ受け取って処理するのではなく、一つひとつの財産について、その背景まで確認させていただくことを大切にしています。   ――具体的には、どのような確認を行うのですか? 特に預貯金については、相続開始時の残高だけを見るのではなく、過去の入出金の内容も確認し、相続財産の計上漏れや名義預金などの問題がないかを丁寧に検討します。不動産についても、登記資料や固定資産税の資料などを確認するだけでなく、実際の利用状況や土地の形状などを踏まえて評価することを心掛けています。 一つひとつの財産を丁寧に確認し、適正に評価することが、安心していただける申告につながると考えています。  

◇不安を一つずつ解消し、根拠のある申告へ

――慣れない手続きに不安を感じる方には、どのように対応していますか? 私たちが心掛けているのは、専門的で難しい税務の内容をできるだけ分かりやすくお伝えし、ご家族と一緒に一つずつ整理しながら申告を進めることです。必要な資料や確認事項を明確にお伝えし、「何を準備すればよいのか」「どのような確認が必要なのか」を理解していただくことで、不安を一つずつ解消しながら進めることを大切にしています。相続は、多くの方にとって人生で何度も経験するものではありません。だからこそ、専門家として一方的に手続きを進めるのではなく、相続人の皆さまのお気持ちやご事情にも配慮することを心掛けています。   ――税負担が気になる方も多いと思います。申告に当たって、どのような点が重要でしょうか? 相続税申告では、単に税額を低くすることだけではなく、適用できる特例や財産評価について十分に検討したうえで、税務上の根拠に基づいた適正な申告を行うことが重要です。目先の税額のみならず、将来的な税務リスクについても考え、安心していただける申告を目指しています。そのためにも、財産の確認や評価の根拠を大切にし、その内容をご家族にも分かりやすくお伝えするようにしています。   ――最後に、相続税申告に対する想いをお聞かせください。 相続税申告を単なる税務手続きとして終わらせるのではなく、ご家族にとって大切な財産をきちんと整理し、安心して次の一歩を踏み出していただくためのサポートをすること。それが、私が相続税申告に取り組むうえで最も大切にしている姿勢です。 相続人の皆さまに「この税理士に相談してよかった」と思っていただけるよう、一つひとつのご相談に丁寧に向き合っていきたいと考えています。 ▲税理士法人桒田会計は、福山市をはじめとした備後地区を中心に広島県内の数多くの企業の顧問税理士を務めると共に、相続を中心とした個人の税務相談も数多く手がけている。
使わなくなった指輪やバッグ、動かない時計、箱に入ったままのお酒。「古いから価値はないだろう」「こんな状態では売れない」と、処分しようとしていませんか。見た目では分からない価値が残っている場合があります。 今回は、尾道で40年以上、地域に根付いた店舗として幅広い品物の査定実績を積み重ねてきたシーガル尾道本店の大内さんに、査定できる品物や、納得して手放すためのポイントを伺いました。 シーガル尾道本店の写真です シーガル尾道本店 大内さん  

POINT1.「古いから売れない」とは限らない

――具体的には、どのような品物を査定してもらえるのでしょうか? 金・プラチナなどの貴金属をはじめ、ブランドバッグや財布、腕時計、ジュエリー、金券、お酒、骨董品、家電、古い品物など、幅広いジャンルをご相談いただけます。探している方がいたり、素材そのものに価値が残っていたりすることもあります。「売れる物か分からない」という段階でお持ちいただいて大丈夫です。   ――壊れたアクセサリーや、古いジュエリーでも大丈夫ですか? はい。切れたネックレス、片方だけのピアス、変形した指輪、デザインが古くなったジュエリーなども、金やプラチナといった素材を確認して査定できる場合があります。状態だけで価値が決まるとは限りません。「こんな状態では無理だろう」と捨てる前に、一度現物を見せてください。  

POINT2.査定前は無理に手を加えない

――査定前に準備しておくものはありますか? 購入時の箱、保証書、鑑定書、保存袋、替えベルトなどが残っていれば、品物と一緒にお持ちください。品物の情報を確認しやすくなり、評価につながることがあります。ただし、付属品がなくても査定できます。見つからない場合は、まず本体だけでもご相談ください。   ――お店に持っていく前に、きれいに磨いた方が高く売れますか? 表面のほこりを柔らかい布で払う程度なら構いませんが、強い洗剤や研磨剤を使ったり、ご自身で修理したりするのはおすすめしません。素材を傷めたり、骨董品の風合いや刻印を損なったりする可能性があります。お酒も開封せず、ラベルや液面が分かる状態でお持ちください。

POINT3.一点ずつ見て、分かりやすく説明してもらえるかが大切

――品物の価格は、何を見て決めるのでしょうか?大切なものを査定してもらうのに、お店選びのポイントも教えてください。 シーガル尾道本店では、40年以上の実績を生かして一点ずつきちんと確認し、なぜその査定になるのかを、できるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。 このように、「お客様の大切な品物を1点ずつ見てわかりやすく説明をしてくれるかどうか」「地域に根差しているお店かどうか」これも一つのお店選びの際の判断基準になると思います。 品物の種類、ブランドや作家、年代、素材、状態、付属品の有無に加え、その時の市場相場や需要を見て総合的に判断します。貴金属のように相場が動くものもあれば、希少性や保存状態が重視される骨董品もあります。   ――査定を受けたら、必ず売らなければいけませんか? いいえ、その必要はありません。査定額を聞いたうえで、売るかどうかを決めていただけます。思い出がある品や、ご家族に確認したい品は、いったん持ち帰って考えていただいて構いません。まず価値を知ることで、「これからも使う」「家族へ譲る」「売る」という選択がしやすくなります。査定だけでも、整理の判断材料として気軽にご利用ください。   ▲尾道市で40年以上の歴史があるシーガル尾道本店は尾道駅からもすぐの好立地  

4.相場が気になる品も、まず相談

――最近は、どのような相談が増えていますか? 近年、金相場への関心が高まる中で、「昔買った指輪やネックレスを整理したい」「使わなくなった物を一度見てもらいたい」というご相談が増えています。ただし、相場は日々変動しますし、売るタイミングの正解はお客様によって異なります。今の価値を確認したうえで、納得できるタイミングを考えていただければと思います。   ――最後に、自宅に眠る品物を整理したい方へ、メッセージをお願いします。 最初から売る物と捨てる物を完璧に分ける必要はありません。「これ、売れるのかな?」と思った物をまとめ、まず一度見せていただくだけでも大丈夫です。長くしまわれていた品には、ご本人やご家族が気付いていない価値が残っていることがあります。処分してからでは元に戻せません。捨ててしまう前に、ぜひ一度立ち止まって確かめてみてください。   ▲シーガルにご来店の方は、駐車場無料サービスあり